その他の廃棄物
1.実験系プラスチック廃棄物
東京大学各キャンパスにおける実験系のプラスチック廃棄物の分別に関する早見表を以下に示します。まず「感染性廃棄物」に該当するかの確認を行い、該当する場合は感染性廃棄物のルールに従って取り扱います。感染性廃棄物に該当しない場合は、次に「化学的有害廃棄物」に該当するか確認します。該当する場合にはルールに従って適宜分別の上センターに排出してください。ただし、注射筒についてはすべて感染性廃棄物とし、生物系廃棄物に関しては必ずはじめに滅菌処理を発生源で行ってください。以上の感染性廃棄物や化学的有害廃棄物等に該当しない場合、「実験系プラスチック廃棄物」(分類の名称はキャンパスによって若干異なります)として廃棄することが可能です。ただし、東京大学附属病院及び白金台キャンパスにおいては、実験系プラスチック廃棄物に相当する分類はなく、試薬容器等以外のプラスチック廃棄物は感染性廃棄物として取り扱う点に注意が必要です。
実験系プラスチック廃棄物の排出早見表(詳細版PDF:学内専用ダウンロード)
実験系プラスチック廃棄物は、付着物や残液の無い状態にしたうえで、中が確認しやすい透明のポリエチレン袋に収納し、生活系のプラスチック廃棄物とは明確に区別して排出してください。プラスチック製の試薬容器(ポリ瓶など)については、中をよく洗浄して化学的有害物の付着の無い状態にし(3次洗浄水までは化学的有害廃棄物扱いになります)、試薬のラベルをはがすかラベルに「洗浄済」と明記してから廃棄してください。また、シャーレは、オートクレーブ滅菌後に培地を取り除き、水ですすいでから、他のプラスチック類とは分けてポリエチレン袋に入れて排出してください。培地の付着が取れない場合は感染性廃棄物として廃棄する必要がありますが、本郷キャンパスにおいては「付着物のあるシャーレ類」という分類があり、専用の袋に入れてオートクレーブ滅菌したのちに廃棄することが認められています。
2.実験系ガラス廃棄物
実験系のガラス廃棄物は、よく洗浄して化学的有害物の付着が無い状態にしたうえで廃棄してください。付着物が取れない場合には化学的有害廃棄物としてセンターに排出する必要があります。
ガラス製の試薬容器は、中をよく洗浄し(3次洗浄水までは化学的有害廃棄物扱いになります)、試薬のラベルをはがすかラベルに「洗浄済」と明記してから透明な袋に入れ、ガラス瓶として廃棄してください。
洗浄済みの実験系硬質ガラス(ビーカー、試験管等)や実験系ガラス器具の破片等は、不燃ごみとして廃棄してください。なお、ガラスの破片に関しては、収集の際に危険なので、透明な袋に入れた後にさらに箱に入れ、「割れたガラス」であることを箱に明記したうえで排出してください。
3.実験系大型廃棄物
大型の実験系廃棄物を廃棄する際には、中に化学的有害物質が含まれていないか注意してください。実験で使用した化学物質が付着しているケースや、オイル等の液体が内部に含まれているケース、フロンやアスベストが含まれているケースがあります。
化学物質が付着していたりオイル等が含まれていたりする場合には、これらを除去してよく洗浄したうえで廃棄してください。なお、古い実験系大型廃棄物から抜き取ったオイルに関してはPCBを含有している恐れがあることに留意してください。
フロンやアスベストが含まれている場合には、それぞれ専門業者に処理を委託する必要があります。まずは部局の環境安全事務担当者に相談してください。