廃棄物

基本的な事項

大学において発生する廃棄物は、一般家庭で発生するごみ(一般廃棄物)とは異なる取扱いが求められることに注意が必要です。とりわけ、実験・研究活動などで発生する、有害な化学物質を含有する廃棄物については、特に厳重な管理・取扱いが求められます。したがって、実験系から発生する廃棄物(実験系廃棄物)と生活系から発生する廃棄物(生活系廃棄物)とは、明確に区別する必要があります。
大学で発生する廃棄物の多くは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に規定される「産業廃棄物」に該当します。産業廃棄物に関しては、その発生抑制や適正処理の確保など、排出者の責務(排出者責任)が定められています。大学で廃棄物を発生させる構成員の一人ひとりが、その責任を充分に理解する必要があります。特に、科学実験に伴い発生する廃液・固体廃棄物の大部分は、「特別管理産業廃棄物」と呼ばれる、産業廃棄物の中でも特に厳しい管理が求められるカテゴリーに該当するので、実験系廃棄物の取扱いに際しては、法的な規制や大学のルールを正しく理解し、必ず遵守しなければなりません。

廃棄物の大分類

東京大学で発生する廃棄物は、以下の4種類に大きく分けられます。各々の詳細については、各項目の記載内容を確認してください。

生活系廃棄物

キャンパス内の生活行動に伴い発生

実験系廃棄物

化学実験に伴い発生

医療系廃棄物

病院・保健センター等での医療行為、医療系の実験から発生

排水

公共下水道に流入