化学物質
化学物質の取り扱いに関わる事故や災害は社会的に後を絶たず、大学内においても度々発生しています。個々の要因を一般化することは難しいものの、いわゆる人災と呼ばれるものの大まかな要因は以下の3つに分類できると考えられます。
- 知識の欠如(そもそも危険であることを知らなかった)
- 技術の欠如(危険であることは知っていたが、それを回避する技術がなかった)
- センス・モラルの欠如(危険性を認識しているにもかかわらず、それを回避する行動をとらなかった)
化学物質を取り扱う研究者は、自らが扱う化学物質の危険性・健康有害性をを十分に把握しておくとともに、それらを適切に取り扱うための知識やルールを理解し、適切に実践する必要があります。