第28回(2018年度)環境安全研究センターシンポジウム

「水環境モニタリングの最前線」

日時: 2018年12月20日(木) 13時20分~16時45分 (開場12時50分)

場所: 東京大学  山上会館 大会議室
(東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス) (地図)

主催: 東京大学環境安全研究センター

◆趣旨

 環境安全研究センターでは毎年、環境安全研究センターシンポジウムを開催しております。このシンポジウムでは、環境と安全に関わる研究や事例紹介を通じた研究交流や社会への研究成果の還元を目的としています。第28回目となる今年は、「水環境モニタリングの最前線」をテーマとしてお送りします。

◆シンポジウム内容

 日常生活や産業活動に伴い、汚濁物質や有害化学物質が水環境中へと排出されています。高度経済成長期の公害の経験を経て策定された種々の規制により、現在、国内における深刻な水質汚染はほぼ無くなり、一定の水質が達成されています。しかし、それは必ずしもヒト健康や生態系へのリスクが無くなったことを意味しません。近年の分析技術の進展により、これまで見ることの難しかった水環境の実態を捉えられるようになってきました。本シンポジウムでは、最新の水環境モニタリングに関する知見を紹介し、持続可能な水環境管理のあり方について考える機会としたいと思います。

多くの方々のご参加をお待ちしております。

 

<プログラム>

13:20-13:30 歓迎挨拶
環境安全担当理事・副学長 松木則夫
13:30-13:35 趣旨説明
環境安全研究センター 講師 飛野智宏
13:35-14:15 講演1 「バケツ一杯の水で棲んでいる魚がわかる技術:環境DNAメタバーコーディング法の概要と実際」
千葉県立中央博物館 生態・環境研究部長 宮正樹
14:15-14:55 講演2 「高分解能LC/MSを用いた下水中の生態毒性物質のノンターゲット分析」
鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系 准教授 高梨啓和
14:55-15:15 休憩(コーヒ―ブレイク)
15:15-15:55 講演3 「水中ウイルス測定法の発展とリスク管理に向けた活用」
東京大学 工学系研究科 准教授 片山浩之
15:55-16:35 講演4 「抗生物質に耐性をもった細菌の広がりを環境モニタリングで把握する」
東京工科大学 応用生物学部 教授 浦瀬太郎
16:35 閉会挨拶
環境安全研究センター長 大島 義人

参加費: 無料

参加申し込み:
メール、FAXまたは葉書にて、住所・氏名・電話番号・所属をご記入の上、12月3日(月)12月10日(月)までに以下の宛先までお申込下さい。当日参加も可能ですが資料準備の都合上、事前申込みにご協力をお願いいたします。

 

お問い合わせ・参加申し込み先:
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学 環境安全研究センター
環境安全研究センターシンポジウム係 宛
電子メールアドレス: 2018escsympoesc.u-tokyo.ac.jp
TEL: 03-5841-2972  FAX: 03-5841-1233