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環境安全指針 2015(平成27)年


環境安全指針第10版の刊行にあたって

 この度、環境安全指針第9版(平成17年)を改訂して、第10版を刊行することになりました。今回の改訂では、内容を全面的に一新し、2分冊化しています。

 環境安全指針第9版(平成17年)までは、実験における安全管理と廃棄物・排水管理に重点が置かれていました。平成16年4月に東京大学が国立大学法人に移行したことに伴い、東京大学の環境安全管理体制が次々と整備・拡充され、現在、ほぼ安定した状態になりました。この間、「環境安全管理」という言葉の意味が、自らの行為が環境汚染を引き起こさないようにするという狭い意味から、作業環境・職場環境の改善維持により、自らの安全と(組織外の)他者の安全の両方を含む広い意味に変化してきました。今回の改訂は、この、より広い意味に立った環境安全管理に対する指針を構築しようとする第一歩として、広い意味での環境安全管理の概観を第T部にまとめ、廃棄物管理に関するマニュアル的な役割は第U部としました。

 第T部の「環境安全基礎・管理編」には、東京大学の環境安全管理に関する基本的な事柄が書かれています。第1章、第2章、第4章、第5章は、実験をするしないに関わらず、東京大学の構成員全員に理解していただきたい事柄です。第3章は、教育・研究系または事務・技術系のいずれにおいても、何らかの意味で管理的立場にある人は、一通り目を通していただき、必要に応じて参照してください。実験に携わる人とその組織管理の立場にある人は、実験の種類に関わらず、第6章と第7章をよく理解していただくとともに、それぞれの実験で扱う材料・対象に応じて、第8章から第11章までの該当する章の内容を、十分に理解してください。

 第U部の「廃棄物の取扱い編」では、環境保全のもっとも基本である、廃棄物の取扱いについて具体的に書かれています。第1章から第3章は、東京大学の構成員全員に理解していただきたい事柄です。第4章では、さまざまな危険性を有する可能性がある、実験で発生する廃棄物について、その取扱いの基本が書かれていますので、実験に携わる人は、よく理解してください。その中で、発生頻度と量が多い化学的有害廃棄物についての廃棄の方法が第5章に詳しく書かれていますので、化学的有害廃棄物(主として化学薬品を用いた実験で発生する廃棄物)を排出する人は、よく理解して、正しい排出方法を守るようにしてください。生物(微生物、動植物)を用いる実験を行う人は、第6章の内容をよく理解してください。附属病院等の医療機関での廃棄物については、第7章に書かれています。最後の第8章には、東京大学の主要キャンパス以外の遠隔地施設や、学外の共同利用施設等で発生する廃棄物の扱い方が書かれています。

 分冊化した初めての指針で、充実・改善の余地が多く残っていると思いますので、皆様のご意見をお寄せください。次回以降の改訂に反映させたいと思います。最後に、本書が東京大学の構成員である皆様に活用されることを願っております。

2015年3月 東京大学環境安全本部環境管理部長 尾張眞則


<目次>

part1  第T部 「環境安全基礎・管理編」 part2  第U部 「廃棄物の取扱い編」

第1章 環境安全の理念
第2章 東京大学の環境安全衛生管理体制
第3章 大学の環境安全に関わる法規
第4章 東京大学の環境保全への取り組み
第5章 東京大学における安全の現状
第6章 実験安全の基本
第7章 実験室の安全管理
第8章 化学物質の安全な取扱い
第9章 高圧ガスの安全な取扱い
第10章 放射線および放射性同位元素の安全な取扱い
第11章 生物系実験における安全と留意点

第1章 東京大学における廃棄物管理の原則
第2章 東京大学における廃棄物の分類
第3章 生活系廃棄物の取扱い
第4章 実験系廃棄物の取扱い
第5章 化学的有害廃棄物の回収・処理
第6章 生物系実験における廃棄物の取扱い
第7章 附属病院における医療系廃棄物の取扱い
第8章 遠隔地施設・共同利用施設等での廃棄物の取扱い

<お申込み方法>

所属部局の環境安全事務担当者にお申し込みください。

<環境安全事務担当者の方へ>

以下の事柄をご記載の上、下記問い合わせ先にメールにてお申し込みください。(有償となります)

1. 部局名・担当者名・連絡先(E-mailおよび電話番号)
2. 振替コード
3. 送付先
4. 環境安全指針必要部数
5. 環境安全講習会テキスト必要部数

<問い合わせ先>
環境安全研究センター 「環境安全指針担当」
内線22972 E-mail:shishin[replace with at sign]esc.u-tokyo.ac.jp